今日は志賀高原ビールの「一石三鳥」を紹介します。
一石二鳥の間違いではないです。ホントにそんな名前のビールもあるんですけどね。それは20歳になる以前に販売されたため、飲んだことなし……(この機会にまた仕込んでくれないだろうか……)
閑話休題。
このビール、元々は、カナダのブルワリーBrasserie Dieu du Ciel!と志賀高原ビールのコラボビールで、それを、イチローズモルトの樽で熟成させた、ということで、三者コラボで、一石三鳥なわけです。
詳しくは
一石三鳥の商品ページで。

感想。
匂いは、セゾン系のスパイシーな匂いが強めで、その奥にウイスキー系の甘い香り。いつものウイスキー樽熟成のより短めの2か月熟成だそうなので、このバランス具合なんだろう(前に別のウイスキー樽熟成シリーズのを飲んだときはもっとウイスキー感がした)。
冷えてるときとあったまってきてからで味が変わってきたので感想を分ける。
・冷えてるとき。複雑で濃い。後味はウイスキー樽熟成のあまーい匂いとちょいスパイス。スタウト寄りかな。
・あったまってきてから。最初はブドウ系の酸味。途中の味の膨らみが、ベルジャンクアドラプルとインペリアルスタウトの中間というか、どっちもあるような風味がする。多分、セゾン酵母と、ロースト麦芽、ホップの影響だと思うんだけど……
で、後味は、ウイスキー樽熟成系の、あのアルコールのあまーい感じが少しと、酸味。
口の中に残る風味と、鼻に抜ける感じは、結構いい。
どっしりしてんのかなあ、と思ったけど、割とドライな後味。これ、次の一口に行くまでが案外早めになるから、怖いかも。
うむ、美味い。いい感じに酔いが回る。
熟成するとこの酸味が落ち着いてまた味変わってくるのかな。楽しみ。
この感想書いたのは、一昨日ぐらいなんですが、今日ちょっと思い出したことがありまして。
このビールの酸味、同じ志賀高原ビールが作ってる山伏のワイン樽熟成に近い風味があったような気がするんですよね。セゾンって熟成させると酸味出てくるんでしょうか。
そういえば、ビールで熟成ってなによ、って思われた方いると思うんですが、このビールとかだとアルコール度数も高く、瓶内でも熟成が進んで味が変わっていくのです。劣化じゃないですよ。
同じ瓶のビールでも、1年経つと、随分味が変わります。面白いです。
まあ、大抵耐え切れずに開けちゃうんですけどね……(遠い目)
かなーりマニアックなビールなので、感想などなどマニアックになりましたね……すいません。
面白いビールなんですよ。
もう公式通販では売りきれちゃってるので、もし、店頭で見かけたら、是非……
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